犬舎へのご質問
当犬舎へ寄せられた沢山のご質問の中から一部をご紹介いたします。
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このホームページで見る柴犬の仔犬は、どれも大きく丸々としているのに、ペットショップで見る柴犬の仔犬はもっと痩せているように見えます。
これは、成長した時の大きさが違うからなのでしょうか?(香川県 T様)ペットショップでの実態がはっきりと分からないのですが、これはおそらく離乳期における食事の与え方によるものだと考えています。
生後40日が過ぎ離乳期になると授乳と並行して離乳食を与えますが、当然ながら仔犬は母乳をお腹いっぱい飲むことを好みます。離乳食は母親に授乳を拒否されて、本当にお腹がすいた時に仕方なく食べているにすぎません。
この時期に無理に離乳食に切り替えると、仔犬はお腹いっぱいまで食べることをせず、その後も食が細くなってしまいます。
ですので、当犬舎では無理に離乳食へ移すのではなく、かなり長い時間を掛けて、親子との共同作業により自然体で離乳食に移れるようにしています。
これが仔犬の大きさの違いとなって現れているのではないでしょうか。T様には、より納得して頂くために犬舎まで足をお運び頂き、実際に仔犬の両親や、以前に生まれて成長した兄弟達を見て頂きました。
いずれも体高39cm程度の標準的な柴犬ですので、十分納得されたご様子でした。当犬舎での離乳食について
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離乳期になると、お皿に入れて離乳食を置きはじめます。しばらくの間は、ワンちゃんたちは全く興味持ってくれません。
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お母さんが離乳食を食べている姿を見て、徐々にワンちゃんたちも離乳食を口にするようになっていきます。
お母さんも必要な分だけ母乳を与えることで、離乳食を食べるように促します。 -
離乳食にも慣れてくると、兄弟で取り合うこともしばしば。
お皿はワンちゃんの成長に合わせて、変えていきます。
ある程度成長すると、1匹ずつわけて離乳食を与えます。 -
1匹ずつに離乳食を与える時は、ずれにくいように裏にゴムを付けたステンレスの丸皿を使用します。
ワンちゃんの背が高くなってくると、食べやすいように、皿受けに乗せて与えています。 -
生後60日ほどで離乳期は終わります。この頃には新しい家族の元へ巣立つ準備がしっかりと整っています。
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★柴犬や当犬舎に関する皆さんからのご質問をお待ちしております。