波文様

ケージ配置の工夫

Cage layout

当犬舎の犬たちは、互いの顔が見える程度の距離で独立して暮らしています。
犬たちに激しい争いはありませんが、声の掛け合いで上下感覚が作られているのがわかります。

当犬舎では、犬たちが一緒にふれ合うような場を設けていません。
— なぜ設けていないのか?
それは、犬同士がふれ合うと、その性質上、
明確な上下関係をつけるための争いが避けられなくなるからです。
争いに負けた犬は、犬舎という群れの中で、
自分の全てを出すことが決して出来なくなります。

ケージの並び
ケージの並び

それが柴犬本来のすがたかも知れませんが、
私たちには、上下関係にとらわれずに、
それぞれが自分を押さえつけること無くそれぞれの性格、
気性を表現し、伸ばしていってもらいたいという想いがあります。

犬たちはケージ越しに体を寄せ合って話をしたり、
ある時は駆けっこをしたりして、
常にお互いを意識しながら暮らしています。
特に隣同士のケージで暮らす犬はお互いに影響を与え合っているようです。
そのため犬同士の相性や性格を見極め、犬の配置場所を替えることによって、
その犬が持つ資質や個性を上手く伸ばしていく事が
できるのではないかと考えています。

のびのびリラックス

広いケージで
のびのびリラックス

一般的には、柴犬は狭い場所が落ち着くと言われていますが、当犬舎の犬たちを見る限りそうではないようです。
犬たちはケージの中で、風に当たったり、日向ぼっこをしたり、それぞれが快適な場所を見つけて、あらゆる場所で、あらゆる格好で、安心して眠っているようです。


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